1970年代前半、コンポスタイルの先駆けとなったカセットデッキ「PIONEER CT-7」です。「致命的に動作しないけれど外観は非常に綺麗」「外観は汚いけれど動作する」2台を入手してニコイチ修理したものです。 現在は一通りの動作はします。ただし、修理後数年経過しているため、早巻きのトルクが若干落ちてきています。テープによっては早送り、巻き戻し中にスピードが落ちたり、止まるかもしれません。 完全な状態になるまで修理する予定でしたが、ビンテージオーディオのコレクションが増えすぎてしまったので、断念し放出します。 以下今までに修理した箇所です。 ・メカ、電子基板を正常なものと入れ替え。 ・硬化したベルト、ピンチローラーを代替品に交換。 ・テープパス、ヘッドアジマス、スピード調整。 ・再生レベル、メーターレベルをサービスマニュアルに沿って大まかに調整。 古い時代の製品で、基板への配線はほとんどラッピング（単線巻きつけ処理）だったため、全バラシで一度外し、組み戻しの際にははんだ付けして戻してあります。 外観の程度はかなり良好と思いますが、各部画像にてご判断下さい。製造から50年経過していますので、今後の動作について保証は出来ません。ある程度実用になるインテリアといった感じです。 出品金額はジャンク2台を入手するのにかかった費用よりは安く設定しています。最近は不動品でもかなり価格が高騰していますので、素性のわからないジャンクを高値で掴まされるよりはマシではないでしょうか。修理の腕に自信のある方、いかがですか。